らんちゅうに多い「えら病」

らんちゅうに多い「えら病」

品評会や愛好会の研究会の為にらんちゅうを長時間移動させることも原因となる場合があります。やはり環境が変わることはらんちゅうにとって大きなストレスですし、品評会などで多くのらんちゅうと関わることで、病原菌をもらってきてしまう場合もありますよ。
えら病だけに限ったことではありませんが、やまいは早期発見、早期治療が大切です。
常にらんちゅうの状態を見守り、小さな変化も見逃さないように心がけておきましょう。

らんちゅうを飼育しているヒトにとって、らんちゅうのやまいは心配の種ですよね。
らんちゅうがかかるやまいにはいくつかの種類がありますが、中でもらんちゅうがかかりやすいやまいに「えら病」があります。

えら病が進み中期になると、片方のえらだけをパクパクさせるようになります。
水面に近い場所でぼんやりしていることが多くなり、白点病など、他のやまいを併発している場合もあります。

末期になると、両えらが開いた状態となり、餌を食べたがる気配もなくなります。
底にしずんでじっとしていたり、水面でふわふわ浮いていたりする状態になります。
ここまでやまいが進行すると、初心者では治療が不可能と言えるでしょう。

初めの症状としては、まず動きが鈍くなり、餌を食べようとして口に入れるのですが、すぐに吐き出してしまうといった症状があります。
この段階でやまいを発見できれば、夏なら1日で治すことができますよ。

えら病が起こる原因は色々ですが、水温の変化によることが多く考えられます。
昼と夜の気温差が激しい5月〜6月にかけて、また9月や10月もえら病の発生率が高い時期です。夏や冬はほとんど心配のいらない病気です。